研究課題/領域番号 |
17H02268
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
梶原 三恵子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (00456774)
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研究分担者 |
手嶋 英貴 龍谷大学, 法学部, 教授 (30388178)
藤井 正人 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50183926)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | ヴェーダ / ブラフマニズム / ヒンドゥイズム / インド / 南アジア |
研究成果の概要 |
古代インドにおいて、ヴェーダの宗教体系(ブラフマニズム)が紀元前に確立したのち、仏教やジャイナ教などの非正統派宗教が勃興した。また、ヴェーダの内部および周縁から、新しい形の宗教体系(ヒンドゥイズム)が形成されていった。ヴェーダから、非正統派宗教を含むポスト・ヴェーダへの流れの中で、前者は後者に移行し解消したと考えられてきたが、実際にはこれらは並立して存在し、混淆し、互いに影響を与え合って、現代に至っている。本研究は、ヴェーダとポスト・ヴェーダの宗教・文化の間のこうした共通基盤と重層的な構造を多角的に解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、インド文献学の複数分野の研究者の協力のもと、インドの宗教・文化の共通基盤と重層的な構造に迫った。従来、ヴェーダの宗教(バラモン教)は、形を変えてヒンドゥー教へ移行していったと理解されているが、この両者は現代に至るまで並存し、時に混交しながら、互いに影響し合ってきている。本課題の研究成果は、インドの宗教・文化の構造に関して、文献学のみならず、歴史学、宗教学、社会人類学など、ディシプリンが異なる分野でのインド研究に対しても、有益な視点と資料を提供することができる。
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