研究課題/領域番号 |
17H02280
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石井 剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40409529)
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研究分担者 |
田中 有紀 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (10632680)
中島 隆博 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20237267)
志野 好伸 明治大学, 文学部, 専任教授 (50345237)
小野 泰教 学習院大学, 付置研究所, 准教授 (50610953)
森川 裕貫 関西学院大学, 文学部, 准教授 (50727120)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 中国 / グローバル化 / 現代思想 / 伝統 / 中国哲学 / 政治哲学 / 礼 / 天下 / 伝統思想 / 世界 / テクノロジー / 世界哲学 / 五四運動 / グローバルセオリー / 言語思想 / 大同主義 / 国際朱子学 / 脱世俗化 / 儒学復興 / マイケル・ピュエット / 葛兆光 / 近代 / 中国性 / 近代思想史 / 地域 |
研究成果の概要 |
本科研費研究課題「グローバル化する中国の現代思想と伝統に関する研究」においては、中国という国家の内部におけるグローバル化ではなく、「中国」という名辞と相伴って表象される政治・経済・社会・文化・思想の諸現象、そして、中華人民共和国の国際的なプレゼンスの増大化を起因として顕著になってきた国際関係の新しい変化の双方を「中国のグローバル化」プロセスであるととらえた。 そして、地域研究や社会科学的視点によるアプローチではなく、グローバル化する中国という現象の背後にある思想・哲学を現代思想として把握しながら、伝統思想との関連において、中国思想・哲学研究に新たな分析枠組みを提供することに努めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「グローバル化する中国」と称して中国人文学の範囲を地域的限定を超えた研究領域に拡大したことにより、これまで地域的枠組みのなかに終始してきた中国研究を、世界の研究の現状を踏まえたより大きなスコープに収めることができた。 また、「グローバル化する中国」はこれまで、国際関係論や社会科学の諸分野において研究対象とされてくることが多かったために、中国をめぐる新しい変化とそれにと同時に生起する世界の変化の趨勢に対して、どのような思想・哲学的背景が作用しているのかは関心が持たれつつ本格的な研究はなかった。本研究は伝統との関連において思想・哲学の角度から「グローバル化する中国」にアプローチした点で意義は大きい。
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