研究課題/領域番号 |
17H02282
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
鷲巣 力 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 教授 (30712210)
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研究分担者 |
加國 尚志 立命館大学, 文学部, 教授 (90351311)
小関 素明 立命館大学, 文学部, 教授 (40211825)
中川 成美 立命館大学, 文学部, 教授 (70198034)
樋口 陽一 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 名誉教授 (60004149)
三浦 信孝 中央大学, その他部局等, 客員研究員 (10135238)
桜井 均 立正大学, 人文科学研究所, 研究員 (80595851)
湯浅 俊彦 追手門学院大学, 国際教養学部, 教授 (70527788)
渡辺 公三 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (70159242)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 加藤周一 / 戦後日本思想 / 雑種文化論 / 近代化 / 戦争体験 / 東アジア / 丸山眞男 / 林達夫 / 東北アジア / デジタルアーカイブ / 青春ノート / 日本文学史研究 / ノートのデジタルアーカイブ化 / 知識人 / 平和主義 / 羊の歌 / 留学 / フランス文学 / デジタルアーカイブ化 / 山口昌男 / 網野善彦 / 反戦思想 / 科学史 / 戦後思想史 / 日本文学史 / フランス文化 |
研究成果の概要 |
本研究期間中に研究対象の中心である加藤周一の歿後10年(2018年)と生誕百年(2019年)を迎えた。そこで加藤周一という戦後日本を代表する知識人を多くの人に理解してもらうために、2018年度は立命館大学土曜講座の連続講演会を催した。2019年度は東京・日仏会館と共催の「加藤周一生誕百年記念国際シンポジウム」を開き、立命館側は「東アジアにおける加藤周一」という主題を設けて、中国・韓国の研究者4人を招聘して、加藤周一の思想が東アジアにとって、どのような意味をもつかについて議論した。両年の二つの講演会は多くの市民の参加を得た。また『加藤周一 青春ノート』と『称えることば 悼むことば』を上梓した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は戦後日本を代表する国際的知識人である加藤周一を戦後日本思想史のなかに位置づける研究である。その基礎作業として、加藤の遺した手稿ノートを分析し、これをデジタルアーカイブ化している.このデジタルアーカイブはキーワード検索が可能なシステムとして構築されているが、次代のデジタルアーカイブの基本を提起しているといえる。 研究成果発表として、幾つもの公開講演会を行なっており、市民が積極的に参加することができる。また2019年度に始めた加藤周一文庫公開講読会も、参加者は市民であり、しかも参加者が回を追うごとに増えているという事実に、学問研究の社会的還元としての意義があらわれていると考えている。
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