研究課題/領域番号 |
17H02291
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
菅野 智明 筑波大学, 芸術系, 教授 (90272088)
|
研究分担者 |
矢野 千載 盛岡大学, 文学部, 教授 (20326705)
金 貴粉 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (20648711)
高橋 佑太 二松學舍大學, 文学部, 講師 (30803324)
下田 章平 相模女子大学, 学芸学部, 准教授 (60825826)
高橋 利郎 大東文化大学, 文学部, 教授 (80647769)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
|
キーワード | 書壇 / 比較美術史 / 書道史 / 近代東アジア |
研究成果の概要 |
本研究は、近代東アジアにおいて組織化が活発になった「書壇」に着目し、日本・中国・朝鮮(韓国)という三地域の比較分析を進め、その形成過程の構造的な跡付けを目的とするものである。三地域の個別的研究と、二回にわたるシンポジウムでの地域比較研究を通して、各書壇の形成には、それぞれの地域に固有の事情が反映されており、特に書および絵画・美術に対する認識や、制作および鑑賞・研究への比重、組織の階層性、営利追求の度合い等の諸点は、各地域の書壇を類型的に捉える有効な指標となり得ることが見通された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、書に関わる人的組織に焦点を当てるものだが、各組織の個別的研究において発掘された書作品や書の理論は、書道史を構成する作品論や書論研究といった各領域に対し、新たな材料を提供することになる。また、本研究では「書画」の枠組に基づく組織も対象に据えたことから、絵画・美術という隣接領域の団体研究にも貢献し得るものがあり、さらには東アジア三地域を相互に比較したことから、三元的な比較文化研究としても波及効果が期待できる。
|