研究課題/領域番号 |
17H02301
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
北村 明子 信州大学, 学術研究院人文科学系, 教授 (40334875)
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研究分担者 |
荒谷 大輔 江戸川大学, 基礎・教養教育センター, 教授 (40406749)
兼古 昭彦 東京家政大学, 家政学部, 教授 (40626636)
楜沢 順 千葉商科大学, 政策情報学部, 教授 (50337713)
村尾 静二 清泉女学院大学, 人間学部, 講師 (90452052)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 舞踊学 / 舞台芸術 / 身体技法 / 身体論 / メディア論 / コンテンポラリーダンス / 身体表現 / 伝統芸能 / 芸術人類学 / メディア / 舞台芸術論 |
研究成果の概要 |
日本を含むアジア、とりわけ伝統芸術と現代の表現が強く繋がりを持つ東南・南アジアにおける現代の舞踊舞台芸術の創作方法論について考察を行った。伝統から得る現代舞台芸術における創作方法論の探求の際、「グローバル時代における民族文化とは何か、民族芸術の豊かさとは何か」を課題とし、フィールドワークを重視した創作プロセスと、各国各地域における研究発表とフィードバックにより実践的に検証した。最終的に、土地の共同体と社会の倫理、伝統性と芸術文化の構造に基づく文化の理解と、それを起点とした身体的価値の創造を見出す創作方法論を考案し、それに基づく舞台創作実践の成果発表を各国各地域にて行い、高い評価を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歴史的継続性や伝承性よりも、進化論的な先端性を求めて発展した一方で、創造性を一方向性に決定づける閉塞感をも生み出した日本の現代舞台芸術において、新たなアジアの芸術創造の形を見出す可能を示すことができた。また、調査過程や研究成果などを、映像・音楽の非言語領域による技法の伝達をも含める形式にて推進し、言語を超えたイメージによる表現コミュニケーションの重要性を実証することができ、そのアーカイブズ作成は、ローカルな文化遺産としてのみならず、現代に機能する力として示し、グローバルなものとローカルなものとの対立を乗り越えるひとつの可能性を、理論的・実践的な方法論で示した。
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