研究課題/領域番号 |
17H02305
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 京都造形芸術大学 (2019) 東海大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
乾 淑子 京都造形芸術大学, 芸術学部, 非常勤講師 (40183008)
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研究分担者 |
小勝 禮子 京都造形芸術大学, 芸術学部, 非常勤講師 (80370865)
種田 和加子 藤女子大学, 文学部, 教授 (90171868)
日比野 利信 北九州市立自然史・歴史博物館, 歴史課, 学芸員 (90372234)
塩谷 もも 島根県立大学, 人間文化学部, 准教授 (90456244)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 近代日本 / 着物 / 洋装 / 日本髪 / 女子教育 / 博覧会 / 芸者 / 女流画家 / 文化伝承 / ハイカラ / 洋館 / 近代化 / 服飾 / メディア / 海外流出 / ジェンダー / 女性表現 / 女性画家 / 花柳界 / 近代風俗 / 浮世絵 / 制服 / 階層の可視化 / 明治 |
研究成果の概要 |
本年度は2回の研究報告発表会( 2019年4月26日、同6月28日、述べ発表者6名)と、2回の研修会(2019年9月26日、同11月10日、述べ参加者11名)を開催し、年度の後半は報告書の執筆・編集に費やすことになった。 まとまった研究成果としては研究成果報告書「服飾からみる近代日本の生成----ハイカラと上品」を2020年3月1日に上梓し、これには7名の研究者の論文を掲載した。明治を中心として広くは昭和までの日本近代の多様な服飾(衣服、髪型を含む)についてこの論集ではとてもカバー仕切れるものではないが、とりあえずの成果としては、少なくとも、どの論考も全くオリジナルな成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2017年度と2018年度に続いて、花柳界文化に関する研修会を実施した。これに関する直接的な成果は研究協力者である田中圭子と小川知子による論文および著書であるが、その他のすべての分担者と協力者にとっても、近代日本の芸術・文芸に頻出するにもかかわらず、その現場を見たこともない花柳界を体験することは、不要不急である基礎研究という営みにおいて実に貴重であった。 また、互いの専門が少しずつ違う研究者が一堂に会する研究発表会の場は、言うまでもなく互いを補い合う非常に有効なものであった。服飾メジャーではない美術・歴史等の分野では当閑に付されてきた服飾を考えることで見えてきた諸相を今後も考察したい。
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