研究課題/領域番号 |
17H02309
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
長谷川 千尋 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (90431296)
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研究分担者 |
大谷 雅夫 京都大学, 文学研究科, 名誉教授 (80152172)
大谷 俊太 京都女子大学, 文学部, 教授 (60185296)
金光 桂子 京都大学, 文学研究科, 教授 (30326243)
河村 瑛子 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80781947)
楊 昆鵬 武蔵野大学, 文学部, 准教授 (60712180)
竹島 一希 京都府立大学, 文学部, 准教授 (10733991)
中村 健史 神戸学院大学, 人文学部, 准教授 (50753505)
大山 和哉 同志社大学, 文学部, 助教 (50803087)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 和漢聯句 / 日本近世文学 / 和漢比較文学 / 国語文献学 / 江戸時代前期 |
研究成果の概要 |
和漢聯句は、奇数句に五七五の長句、偶数句に七七の短句を詠み連ねる連歌と、漢詩の五言句を押韻しながら連ねる聯句とを折衷させた文芸である。京都の曼殊院には、和漢聯句資料が多数伝存することが知られていたが、非公開につき、その全容を知ることはできなかった。今回、特別な許可を得て、室町時代の文明年間から江戸時代の延宝年間に至る百韻47巻、千句4点の和漢聯句作品全てを翻刻し、『曼殊院蔵和漢聯句作品集成』として出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
和漢聯句は、室町時代後期から近世初期にかけての禁裏を中心に盛行した文芸として重要であるが、和漢の幅広い知識を要する難解さもあって、国文学の中では研究が遅れている。近年、作品の本文の提供という研究の基盤がようやく整えられつつある。その中でも『曼殊院蔵和漢聯句作品集成』に収めた曼殊院本は、大半が孤本であり、一部には懐紙を含むなど、資料的価値が高い。翻刻にあたっては、和句には濁点を付し、漢句は原本に施された訓点や注記等も忠実に翻刻し、利用の便宜を図った。
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