研究課題/領域番号 |
17H02314
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
小林 健二 国文学研究資料館, その他部局等, 名誉教授 (70141992)
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研究分担者 |
齋藤 真麻理 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (50280532)
恋田 知子 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (50516995)
海野 圭介 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (80346155)
リーブズ クリストファー 早稲田大学, 文学学術院, 講師(任期付) (60776186)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 語り物 / 幸若舞曲 / 絵巻 / 絵本 / 屏風絵 / 古浄瑠璃 / 説経 / 海外調査 / 語り物芸能 / 語り物文芸 |
研究成果の概要 |
本共同研究では国文学者が中心となり、国内外の美術史学者と協力して、語り物、とくに幸若舞曲の絵入り本を対象とした共同研究を実施した。主たる目的は早くから海外に流出した『舞の本絵巻』の調査研究であったが、現在確認できる在外資料はもちろん、期間中に新しく発見されたフランス国立図書館の資料をも調査することができた。また、幸若舞曲の絵入り本を対象とした特別展示「幸若舞曲と絵画―武将が愛した英雄たち」を海の見える杜美術館で開催し、研究成果を盛り込んだ図録を刊行した。さらに、本共同研究の多様な成果は論文集『絵解く 戦国時代の絵画と芸能 描かれた語り物の世界』にまとめて公刊することが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
室町後期から江戸初期にわたって大量に製作された絵巻・絵本が、今日、国文学だけではなく美術史学や歴史学の方面でも注目されるようになったが、本研究では語り物、とくに幸若舞曲の絵入り本を対象としたことに意義がある。ことに海の見える杜美術館で「幸若舞曲と絵画」の特別展を開催できたのは特筆すべきで、国文学者のみならず美術史の研究者にも反響があった。また、代表者の小林が説話文学会のシンポジウム「判官物研究の展望」を主催し、共同研究としては海の見える杜美術館での公開シンポジウム「『舞の本』と華麗なる江戸絵巻・絵本の世界」を開催するなど学界横断的に問題を提起した。
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