研究課題/領域番号 |
17H02317
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 山梨県立大学 |
研究代表者 |
高野 美千代 山梨県立大学, 国際政策学部, 准教授 (10289811)
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研究分担者 |
佐藤 正幸 山梨大学, その他部局等, 名誉教授 (90126649)
曽村 充利 法政大学, グローバル教養学部, 教授 (90171397)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | William Camden / William Dugdale / 好古学 / antiquarianism / Wenceslaus Hollar / Michael Drayton / Poly Olbion / Izaak Walton / Elias Ashmole / ウィリアム・カムデン / ロバート・プロット / 地域博物誌 / ウィリアム・ダグデール / 好古学研究 / 英米文学 / 書物史 |
研究成果の概要 |
好古学者ウィリアム・カムデンの系譜を17世紀末まで時代を追って検証し、近世英国における歴史記述がいかに発展したのか、サブジャンルを分析し、考究した。現地調査での文献資料収集、国際的研究ネットワークの構築と共同研究、国際研究集会の開催など、時間をかけて慎重に研究を遂行した。歴史補助学の要素を手掛かりに、作品におけるアイデンティティ探求の方法を具体的に検証し、近世英国における歴史記述・過去考察の発展の一端を解明することができた。また、近世好古学という英文学の研究領域の開拓と、それに関する知識・成果の共有をひとつの目的として国際的学際的研究を展開し、当初設定した目標を達成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題においては、日本国内でほぼ未踏の領域であった近世英国好古学研究を主なテーマとして扱い、その成果を日英二カ国語で公開することにより、英文学研究の新たな可能性を提案することができた。また、国際的かつ学際的なネットワークにより研究を遂行することが成果を上げるために必須と考え、歴史研究者との協働と海外研究者との共同研究を実施した。これによって、本研究課題においては取り扱う文献資料の幅を広げ、理解を深めることに成功した。国内で開催した国際研究集会では、研究者以外の参加も呼び掛け、広く社会に成果を公表し還元することに努めた。
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