研究課題/領域番号 |
17H02324
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 東京大学 (2018-2019) 一橋大学 (2017) |
研究代表者 |
鈴木 将久 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (00298043)
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研究分担者 |
林 少陽 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20376578)
石井 剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40409529)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 中国文学 / 中国文化 / 一九八〇年代文化 / 中国哲学 / 八〇年代文化 / 80年代文化 |
研究成果の概要 |
本研究では、一九八〇年代の中国文化がいかにして生成されたかを、青年の思想形成のプロセスに焦点をあてて検討した。青年たちが、文化大革命後の混乱から新しい文化を生み出すために、思想的な文章から詩歌まで様々なタイプの文を書き、同時に自ら雑誌を編集・発行しながら、模索を続けた過程を明らかにすることができた。彼らが生み出した文化は、現在まで中国社会を規定しているものであり、本研究には現在の中国社会の生成のプロセスを検討する意味があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一九八〇年代の中国文化がいかに形成されたかは、現在の中国社会を見るためにも重要な研究課題である。しかし従来の研究では、基礎的な資料すら整理されていなく、また生成のプロセスを動態的にとらえることはできていなかった。本研究は、雑誌の収集、関係者のインタビュー、研究会の開催、および研究ネットワークの構築によって、一九八〇年代の中国文化が生み出された現場に接近することができた。中国との関係を考える際に、中国社会の動向を内在的に知ることは極めて重要であり、本研究はそのための基盤を提供するものであった。
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