研究課題/領域番号 |
17H02335
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 神戸市外国語大学 |
研究代表者 |
林 範彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (40453146)
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研究分担者 |
田口 善久 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (10291303)
加藤 昌彦 慶應義塾大学, 言語文化研究所(三田), 教授 (30290927)
Badenoch Nathan 京都大学, 国際戦略本部, 特定准教授 (50599884)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | メコン川 / チベット・ビルマ諸語 / タイ・カダイ諸語 / ミャオ・ヤオ諸語 / オーストロアジア諸語 / 言語接触 / 記述言語学 / 歴史言語学 / メコン川中流域 / 言語変容 / メコン / 東南アジア / 言語変化 / フィールド言語学 / モン・クメール諸語 / 東南アジア諸語 / 東南アジア大陸部 / 言語類型論 / メコン中流域 / 動物相 / 少数言語 / 地域言語学 / 地域特徴 |
研究成果の概要 |
メコン川中流域に展開するチベット・ビルマ諸語、タイ・カダイ諸語、ミャオ・ヤオ諸語、オーストロアジア諸語はいずれも消滅の危機に瀕する言語でありながら、記述言語学・歴史言語学的研究が他の言語群に比して多くない。本課題では現地調査を行い、チノ語・アク語・ロロポ語・カレン語・ミャオ語・セーク語・ビット語などのデータ収集を行なった。またそれに基づき、各言語の歴史的な音韻変化や動物語彙の記述などを行い、3巻の論集を発行できた。京都および神戸で国際ワークショップを開催し、国内外の科研メンバー以外の研究者との交流も進めることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メコン川中流域の諸言語は、その語族を問わず、大言語と比較して研究データの蓄積が乏しく、研究者も限られている現状にある。本研究課題では、代表者、分担者、協力者が協力して現地調査を行い、歴史言語学的な分析を通じて、これまで記述されていなかった新たな情報を収集することに成功した。また、この地域の言語群における音韻、形態、統語的な歴史的変化を部分的に解明することができた。これにより、文字を持たない社会が大半を占める本地域の言語について、貴重なデータを残すことができ、将来的にはこれらの言語の背景にある歴史学的・人類学的分析の基礎を築くことができたと考えられる。
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