研究課題/領域番号 |
17H02340
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
友定 賢治 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 名誉教授 (80101632)
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研究分担者 |
松田 美香 別府大学, 文学部, 教授 (00300492)
村上 敬一 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 教授 (10305401)
峪口 有香子 四国大学, 地域教育・連携センター, 講師 (10803629)
酒井 雅史 甲南女子大学, 文学部, 講師 (20823777)
大西 拓一郎 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 言語変化研究領域, 教授 (30213797)
脇 忠幸 福山大学, 人間文化学部, 准教授 (50709805)
灰谷 謙二 尾道市立大学, 芸術文化学部, 教授 (60279065)
小西 いずみ 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (60315736)
又吉 里美 岡山大学, 教育学研究科, 准教授 (60513364)
小川 俊輔 県立広島大学, 人間文化学部, 准教授 (70509158)
岩城 裕之 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (80390441)
有元 光彦 山口大学, 国際総合科学部, 教授 (90232074)
岸江 信介 奈良大学, 文学部, 教授 (90271460)
中東 靖恵 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (90314658)
森 勇太 関西大学, 文学部, 教授 (90709073)
塩川 奈々美 徳島大学, 高等教育研究センター, 助教 (10882384)
重野 裕美 広島経済大学, 教養教育部, 准教授 (70621605)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 瀬戸内海言語図巻 / 経年変化 / 言語形成期以後の言語習得 / 音声言語地図 / 言語変化 / 瀬戸内海 / 言語習得 / 追跡調査 / 瀬戸内海域 / 個人の言語習得 / 経年調査 / 言語の経年変化 / 成人後の言語習得 / 言語変容 |
研究成果の概要 |
本研究は,藤原与一(1974)『瀬戸内海言語図巻』(上下2巻 東京大学出版会)の追跡調査を、3つの目的で行った。(1)音声言語地図による瀬戸内海域方言音声の保存については、約100地点の音声データが得られ、その切り出しをすすめている。(2)実時間言語変化の解明と言語地図分布解釈に関しては、西日本豪雨、新型コロナ感染拡大、島嶼部の人口減などの理由で、120地点ほどしかできなかったため、地図を作成できていない。(3)『瀬戸内海言語図巻』の少年層話者(女子中学生)のその後の言語習得については、大分県姫島、愛媛県中島、広島県大崎上島での結果をまとめた。特に注目したいのが、方言の習得である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)音声言語地図の作成は、人口減などで危機言語化しつつある瀬戸内海島嶼部方言の記録保存として貴重なものと考える。(2)『瀬戸内海言語図巻』の追跡調査は、当該地域方言の実時間変化を明らかにするものであり、言語地理学の新たな展開を示すものである。(3)言語形成期以後の言語習得は、未開拓の研究分野であり、『瀬戸内海言語図巻』の少年層話者の約50年後の再調査によって、ケーススタディーとしてではなく、一般化できる結果になることで、言語習得理論にも影響を与えるものである。
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