研究課題/領域番号 |
17H02341
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
豊島 正之 上智大学, 文学部, 教授 (10180192)
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研究分担者 |
丸山 徹 南山大学, 人文学部, 研究員 (40165949)
白井 純 広島大学, 文学研究科, 准教授 (20312324)
岸本 恵実 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (50324877)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | キリシタン語学 / キリシタン版 / キリシタン文献 / 宣教に伴う言語学 / Missionary linguistics / Missionary Linguistics / ラテン文法 / vernacular grammar / 日ポ辞書 / ラテン文典 / 印刷史 / ポルトガル語文法 / contemptus mundi / konkani |
研究成果の概要 |
キリシタン語学の根幹をなす文法書・辞書研究を、その欧文典拠の解明と、原典とキリシタン文献との克明な対照する作業を通じて、当時のキリシタン達の持ち得た視線からキリシタン語学の構築を再現する事が、本研究の目的であった。 このため、キリシタン文法書に強い影響を及ぼしたイベリア半島文法書類の電子化を行ない、それらを総合的に通覧可能なデータベースの公開・運用を開始した(2019年)。又、ブラジル国立図書館に「日ポ辞書」の新たな版本を見出し(2018年)、その徹底的な研究を行なって、国際シンポジウムを挙行(2020年2月)し、その成果を出版した(2020年3月)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究によって、「キリシタン語学」の中核をなすキリシタン版日本語文法・対訳辞書の研究で、キリシタン版の諸文法書の典拠原典を突止め、それを全文電子化してデータベースとして公開し、それらに就ての研究論文を公刊した。キリシタン文法書類の典拠原典が、万人が自由にアクセス可能な状態に置かれ、それを自在に参照した研究の公刊を可能としたのは、この研究を以て嚆矢とする。 印刷史・表記史の観点から、キリシタン版諸本の原本調査を行なったが、その過程で見出された、ブラジル国立図書館に「日ポ辞書」の新たな版本は、国際シンポジウム・その成果の公刊を全て研究期間内に完了し、「日ポ辞書」研究に新たな水準を示した。
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