研究課題/領域番号 |
17H02342
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 大阪大谷大学 |
研究代表者 |
宇都宮 啓吾 大阪大谷大学, 文学部, 教授 (40257902)
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研究分担者 |
苫米地 誠一 大正大学, 仏教学部, 教授 (00340456)
羽田 聡 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部美術室, 室長 (30342968)
山本 真吾 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (70210531)
野呂 靖 龍谷大学, 文学部, 准教授 (70619220)
村川 猛彦 (田中猛彦) 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (90304154)
山本 秀人 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 教授 (30200835)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 聖教 / 訓点資料 / ヲコト点展開史 / 教学的交流 / 戒律 / 智積院 / デジタルアーカイブ / 智積院聖教 / 根来寺聖教 / 諸宗交流 / 家原寺聖教 / 日本語史 / 新義真言聖教 / 典籍史 / デジタルアーカイブス / 新義真言宗聖教 |
研究成果の概要 |
真言宗智山派総本山智積院の新文庫に所蔵される約3500 点の聖教のうち、み函の200点を除く全ての書誌データの採取と目録化が完了した。また、関連する戒律系聖教群並びに関連聖教の調査をも行うことによって、13世紀後半期における教学的交流の実態を解明するに至った。これらのことから、鎌倉期におけるヲコト点展開史の実態、並びに延慶本平家物語や太平記の成立圏の問題まで分析・解明するに至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本思想の一源流である日本仏教の思想的大系の成果である聖教に注目が集まっている。そのような中、今回の研究によって、豊臣秀吉の侵攻によって消滅したものと認識されて来た根来寺の聖教を含む智積院の全体像を解明し、今後の公開や研究の道筋をつけた。そのことから、鎌倉時代13世紀後半における当時の人的交流や教学(仏教)的交流を明らかにし、更には、軍記物語の代表ともされる平家物語の伝本である延慶本平家物語や太平記の作者や成立に関する分析まで可能となった。
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