研究課題/領域番号 |
17H02370
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
守川 知子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00431297)
|
研究分担者 |
上野 雅由樹 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (10709538)
秋山 晋吾 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (50466421)
島田 竜登 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80435106)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
|
キーワード | アルメニア人 / マイノリティ / ネットワーク / 近世 / ユーラシア / 宗教 / 交易 / コミュニティ / 商人 / ユーラシア・インド洋 |
研究成果の概要 |
近世期来のアルメニア人コミュニティや史料が残る地域を中心に現地調査を行い、そこで得られた知見をもとに、2021年5月に国際会議ICES65において、本研究メンバー全員がパネル・シンポジウムにて口頭報告を行った。また、英文学術雑誌Acta Asiatica 123(2022)にて、近世のアルメニア人商人に関する特集を組み、トランシルヴァニア、アルメニア、イラン、ベンガル湾、ジャワ島でのアルメニア人商人の活動について、多言語の一次史料を用いて実証的に論じた。結果、彼ら自身が積極的に世界各地に進出し、在地社会やそこで活動する人々と折り合いをつけながら、地域社会に溶け込んでいった様子を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近世期のアルメニア人のグローバルな商業活動について、従来の「ディアスポラ」研究に見られるような消極的な移住ではなく、積極的に世界各地に進出し、折り合いをつけながら根付いていった点を明らかにしたことは、グローバル化の進んだ複雑な現代社会に生きる我々にとっても重要な示唆を与える。また、一次史料に依拠した実証研究から得られた本研究成果の英語による発表は、国際的にも学術的にもきわめて意義のあることである。
|