研究課題/領域番号 |
17H02382
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
及川 亘 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (70282530)
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研究分担者 |
金子 拓 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10302655)
黒嶋 敏 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (90323659)
小宮 木代良 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90186809)
石津 裕之 東京大学, 史料編纂所, 助教 (50812674)
森下 徹 山口大学, 教育学部, 教授 (90263748)
佐藤 孝之 東京大学, 史料編纂所, 教授 (30170757)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 天下普請 / 公儀普請 / 軍役 / 名古屋城 / 統一政権 / 織田信長 / 豊臣秀吉 / 徳川家康 / 天下人 / 織豊政権 / 江戸幕府 / 夫役 / 梅津政景日記 / 普請 / 天下普請(公儀普請) |
研究成果の概要 |
本科研では織田信長から豊臣秀吉、徳川家康・秀忠・家光に至る天下人が諸大名を動員して行った天下普請(城郭建設)に関連する史料を広く調査・収集、分析を行った。研究成果は代表者・分担者が個別に論文・著書の形で公表した他、科研研究会での口頭報告をもとに『近世統一政権の成立と天下普請の展開』(2022年3月)を刊行した。特に名古屋城については、「名古屋御城石垣絵図」の慶長15年(1610)作成のオリジナルを発見、学界に紹介するとともに、併せてこれまで知られていなかった関連文書を発掘し、名古屋城の研究に貢献した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本科研研究会での口頭報告を元に編んだ『近世統一政権の成立と天下普請の展開』では織豊政権から徳川政権までを見通して、天下人による城郭建設には軍役によるものと百姓役によるものがあることを明示し、両者の違いを考えるべきことと、これまでに見落とされている無年号文書を最大限活用すべきことを提言している。前者は近世統一政権の本質に関係するにもかかわらず従来あまり自覚されてこなかった論点であり、後者は具体的な経過が分かりにくい近世初期の城郭建設の研究にとって重要な論点である。また名古屋城に関する研究成果は、観光資源として現代社会の資産でもある近世城郭の歴史研究を一般社会に還元するものでもある。
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