研究課題/領域番号 |
17H02393
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
三舟 隆之 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (20418586)
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研究分担者 |
西念 幸江 東京医療保健大学, 医療保健学部, 准教授 (90410208)
五百蔵 良 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (70299907)
大道 公秀 東京医療保健大学, 医療保健学部, 准教授 (50632444)
馬場 基 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 室長 (70332195)
小田 裕樹 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (70416410)
山崎 健 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 室長 (50510814)
鈴木 礼子 日本女子大学, 家政学部, 准教授 (20616239)
峰村 貴央 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (30769451)
齋藤 さな恵 東京医療保健大学, 医療保健学部, 講師 (00389040)
小城 明子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (30412927)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 古代食の復元 / 正倉院文書 / 木簡 / 延喜式 / 土器 / 生活習慣病 / 写経生の給食 / 古代食の再現 / 写経生 / 給食 / 古代食 / 日本古代史 / 考古学 / 分析化学 / 食文化 / 化学分析 / 調理学 / 栄養学 / 写経所 / 日本史 / 食品 |
研究成果の概要 |
本研究は、文献史料や木簡などの出土文字資料から古代の食品を探り、土器や動物遺体などの考古学的遺物からも検証して、古代の食品の加工・保存・調理法を検証した。その上で「正倉院文書」に見える写経生の給食を復元してその栄養価を分析し、さらに写経生の休暇願に見える疾病の原因を、摂取した食事から解明しようと試みた。その結果、写経生の食事は炭水化物が圧倒的に多く、写経生の疾病の症状と付き合わせると糖尿病の症状と合致することが明らかになり、古代の食と生活習慣病の関係を明らかにすることが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来写経生の疾病は写経という労働や職場環境に伴う職業病とされてきたが、今回初めて食と生活習慣病の関係を明らかにすることが出来た。古代の食生活と生活習慣病の関係を明らかにすることは、歴史・考古学分野のみならず、今後の医療や栄養学の分野においても、その成果が寄与するもの思われる。とくに当該分野における共同研究は今までに無く、今後の日本古代の社会生活史の関連研究ばかりでなく、食品学・調理学や栄養学、そしてさらに医療史分野でも大きな貢献が出来るものと思われる。
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