研究課題/領域番号 |
17H02404
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
立石 博高 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (00137027)
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研究分担者 |
北村 暁夫 日本女子大学, 文学部, 教授 (00186264)
伊東 剛史 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (10611080)
篠原 琢 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20251564)
千葉 敏之 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20345242)
小野寺 拓也 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (20708193)
林 佳世子 東京外国語大学, その他部局等, 学長 (30208615)
金井 光太朗 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (40143523)
久米 順子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (60570645)
相馬 保夫 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (90206673)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 地霊論 / ゲニウス・ロキ / 都市空間論 / 西洋史 / 文化遺産 / 思想史 / ヨーロッパ / 歴史学 / 宗教史 / 土地制度 / ヨーロッパ史 / 記憶論 / スペイン史 / 多文化共生 / 文化史 / キリスト教史 / 都市史 / 建築史 / 宗教学 / 比較・交流史 |
研究成果の概要 |
4年間の研究期間において、とくに重要な成果と言えるのは、スペインを中心とする現地研究者との段階的な交流と現地での合同調査、2度のワークショップを開催したことである。初年度にムルシア大学のグロリア・ラ・ペーニャ氏を招聘し、2年目にはマドリード市内、トレド、セゴビアにおいて研究課題に係る調査を現地研究者の協力をえて行ない、それらの成果を踏まえ、3年目にはさらなる実地調査と国際ワークショップを組み合わせた研究企画をスペインのマドリード及びムルシアで行なうことができた。4年目は新型コロナ禍のため、計画していた国際ワークショップを開催することはできなかったが、研究成果の公開に時間を費やすことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究計画の学術的意義は,ヨーロッパにおける地霊論の系譜と時代ごとの特質を跡づけつつ,地霊の形成過程・社会的機能を解明する、最初の国際的プロジェクトであったことであり、それをスペインの研究者との交流を積み重ねながら、次の研究段階への土台を築けたことにある。異なる出自を持つ国や民族、社会や文化が代わる代わる統治し,複数の記憶が積層する場を多層記憶的地点と定義し,記憶の積層化・集約化のメカニズム、巡礼や周年記念的祝祭,これらの地点に発生した紛争・暴動といった事件を地霊学の観点から再解釈することを通して、歴史社会、さらには現代社会を見直す視点を提供できた点は、本計画の社会的意義といえよう。
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