研究課題/領域番号 |
17H02414
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
梶原 義実 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (80335182)
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研究分担者 |
三舟 隆之 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (20418586)
尾野 善裕 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部, 部長 (40280531)
古尾谷 知浩 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (70280609)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 歴史考古学 / 日本史学 / 古代寺院 / 窯業生産 / 仏教史学 / 手工業生産 / 三次元計測 / 考古学 / 日本史 / 古代史 / 地域社会 / 人工知能 / 集落遺跡 / 窯跡 |
研究成果の概要 |
豊田市伊保廃寺(伊保古瓦出土地)の測量・発掘調査を5年間にわたって継続して実施した。全国的にも珍しい立瓦を貼り付けて化粧とした基壇および、それに白色粘土を貼り足し拡張修復した2時期の基壇遺構を確認したことで、本遺跡が古代寺院であることを確定することができた。 また、尾北窯を中心とした数回の学術シンポジウムの開催および、猿投窯関係資料の整理と論考の刊行、須恵器など考古遺物の三次元Web展示システムの開発などを実施した。 それらの研究成果を総合し、『伊保廃寺発掘調査報告書』を刊行し、2022年3月13日には、地元向けの総括シンポジウム「伊保谷からみた豊田市の古代」を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
豊田市との協力体制のもと、豊田市内での古代寺院の発掘調査を継続して実施し、その成果を発掘調査報告書を刊行し、さらにそれを市民向けシンポジウムとして公開するという一連の事業の中で、文化財の地域社会への還元をおこなえたことは、研究的な業績に加え、本研究の大きな成果であるといえる、 さらに本研究では、文化遺産の三次元Web展示システムの開発もあわせて実施しており、今後の発展次第では、日本における博物館や埋蔵文化財事業等にも資する成果をあげている。
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