研究課題/領域番号 |
17H02442
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎法学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
葛西 康徳 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 名誉教授 (80114437)
|
研究分担者 |
吉原 達也 日本大学, 法学部, 教授 (80127737)
小川 浩三 専修大学, 法学部, 教授 (10142671)
芹澤 悟 亜細亜大学, 法学部, 教授 (10163122)
新田 一郎 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (40208252)
橋場 弦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (10212135)
吉村 朋代 広島国際大学, 保健医療学部, 准教授 (70284148)
松本 英実 青山学院大学, 法学部, 教授 (50303102)
西村 安博 同志社大学, 法学部, 教授 (90274414)
守矢 健一 大阪公立大学, 大学院法学研究科, 教授 (00295677)
溜箭 将之 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (70323623)
吉川 斉 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (60773851)
比嘉 義秀 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 助教 (30756630)
吉田 俊一郎 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (00738065)
板持 研吾 神戸大学, 法学研究科, 准教授 (20632227)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
|
キーワード | 法学提要 / Institutes / ローマ法 / コモン・ロー / 法学入門 / diffusion / 法学教育 / 分類論 / 旧民法典 / 法学史 / Institutes / 基礎法学 |
研究成果の概要 |
第一に、2021年11月の法制史学会72総会大会において、本科研の共同研究者(吉原、吉村、松本、葛西)により「比較法学史の一素材としての『法学提要』ー特に体系と普及に関してー」と題するミニ・シンポジウムを開催した。そしてその成果は、『法制史研究』72号(2022)161-313頁に掲載された。第二に、当初予定していた国際シンポジウムは新型コロナにより開催できなかったが、2018年度に、オックスフォード大学ローマ法サークス名誉教授、ケンブリッジ大学ローマ法イベトソン教授らを招聘して、研究会を開催した。第三に、共同研究者とともに、現在ユスティニアヌス『法学提要』の新訳を刊行する計画を進めている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第一に、従来わが国では、ローマ法学者と民法学者によって、不当に低く評価されてきた「法学提要」という法学ジャンルを初めて考察の中心に据え、その法学史における価値を復権しようと試みたことが、最大の学術的・社会的意義である。第二に、我国の学会はローマ法・大陸法の研究者と英米法・コモン・ローの研究者に完全に分離して研究教育を行ってきたが、本研究は両者に共同研究の道を開くきっかけを与えた。第三に、法制史研究と実定法研究が協同して、我国において法学入門をどのように教育するか、ひいては法学に対する関心を大学がいかにして惹起することができるか、について根本的に再考する機会を提供した。
|