研究課題/領域番号 |
17H02489
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川島 真 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90301861)
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研究分担者 |
茂木 敏夫 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (10239577)
青山 瑠妙 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (20329022)
岡本 隆司 京都府立大学, 文学部, 教授 (70260742)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 周辺外交 / 外交史 / 国際関係史 |
研究成果の概要 |
本研究は中国のアジア外交を理念と政策の両面から、また清代/民国期/現代中国に亘る変容や連続性を踏まえて解明する。代表者川島が“Xi Jinping’s Diplomatic Philosophy and Vision for International Order”, Asia Pacific Review, Volume 26, などで中国の周辺外交を歴史的視座から論じ、分担者岡本が「近代東アジアの「主権」を再検討する」(『歴史学研究増刊号』989号)で主権をめぐる東アジアの比較研究など、19世紀、20世紀前・後半の理念と政策の実証研究を進め、変容や連続性を踏まえた議論を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、時代ごとに分断されていた、中国のアジア外交の理念的側面と政策的側面を関連づけるとともに、同時に分断されていた清末、民国期、人民共和国期それぞれを関連付け、連続性と変容、比較的検討を行うことを目指している。これは中国外交史研究を統合的に再考察する試みであり、そうした分断を繙くことには学術的意義が存在すると考えられる。また、日本の中国外交史、外交研究は中国の対日政策を軸にしてきた面があり、それへの批判的検討にもなろう。他方、現在の中国の対外政策理念、とりわけアジア外交については「歴史」が参照されがちである。だが、参照される「歴史」と歴史それ自体の相違があることを本研究は描き出せるだろう。
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