研究課題/領域番号 |
17H02505
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
永合 位行 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (40218037)
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研究分担者 |
村上 寿来 名古屋学院大学, 現代社会学部, 准教授 (10379505)
加藤 善昌 姫路獨協大学, 人間社会学群, 准教授 (20782387)
佐々木 亘 鹿児島純心女子短期大学, その他部局等, 教授 (40211940)
鈴木 純 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (40283858)
小林 甲一 名古屋学院大学, 現代社会学部, 教授 (60195774)
豊山 宗洋 大阪商業大学, 経済学部, 教授 (80268292)
高倉 博樹 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (80334952)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 経済倫理学 / 多元的秩序 / 福祉国家 / コミュニティ / 社会保障 / NPO / セルフヘルプ / 自然法 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、統合的経済倫理学に基づく多元的秩序構想を構築するとともに、その構想を実現するための具体的な政策提言を行うことである。研究を通じて、次の研究成果が得られた。第一に、自然法論の検討を通じて、経済、社会、地球環境の諸問題を統合的に把握しうる統合的経済倫理学の基本枠組みが構築された。第二に、多元的秩序を構成する市場、非営利セクター、国家に関する理論的・実証的研究を通じて、①社会的バランス問題の視点からの社会保障改革の必要性、②NPOと他組織との協働関係や連帯性の射程の拡張、③家族や地域コミュニティの役割の再評価等の具体的政策提言につながる成果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新自由主義型の福祉国家レジーム改革構想が限界を迎える中で、ポスト福祉国家レジームの秩序構想を構築することは喫緊の課題である。加えて、その秩序構想は、従来の構想に見られる抽象的・理念的なレベルの提言にとどまるものであってはならず、具体的な政策提言へとつながることが求められる。本研究を通じて、ポスト福祉国家レジームの多元的秩序構想を原理的に基礎づけるとともに、労働、地域コミュニティ、福祉、介護、貧困等の現代的諸課題に対する政策提言につながる成果を得ることができたことは、学術的にも社会的にも意義の高い成果である。
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