研究課題/領域番号 |
17H02514
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
曽 道智 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (60284345)
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研究分担者 |
河野 達仁 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (00344713)
伊藤 亮 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (30516000)
中島 賢太郎 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (60507698)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 空間経済学 / 国際貿易 / 地域経済学 / VES効用関数 / ネットワーク経済学 / 立地外部性 / 集積経済 / 自国市場効果 / 空間経済 / ネットワーク / 並行輸入 / 付加価値 / 立地点別法人税 |
研究成果の概要 |
本研究は企業の異質性、国・地域・都市の違いから空間経済学の理論構築と実証分析を行った。とりわけ、資本の流動性を考慮した貿易の利益を分析し、平行輸入の政策変化を引き起こすメカニズムを明らかにした。企業間の中間財取引ネットワークによる企業の集積メカニズムおよびFDIとの関連を解明した。優良企業を誘致し、地域振興を目指す方策も考案した。異質な消費者、異質の都市間・都市内交通インフラを考慮した最適法人税、資産税などの政策関連の成果も得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術の面から、本研究に流動資本の役割解明と可変代替弾力性下における自国市場効果の分析が特徴である。資本の流動性を考慮すれば、貿易収支の可能性とその影響を分析できる。可変代替弾力性を用いることで、競争促進効果を捉えることができる。空間異質性を考慮したのも大きな特徴である。さらに、本研究の成果は経済政策の評価に関連する。貿易の利益をより正確に測定する研究と、市場規模が国の並行輸入政策への影響を解明する成果は今後経済政策の策定につながることを期待したい。
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