研究課題/領域番号 |
17H02541
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
上田 路子 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (50791357)
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研究分担者 |
山川 香織 東海学園大学, 心理学部, 助教 (00742131)
松林 哲也 大阪大学, 国際公共政策研究科, 准教授 (40721949)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 自殺対策 / 自殺 / メディア / テキスト分析 / ツイッター / 自殺予防 / 公共政策 / 心理学 / ソーシャルメディア / 経済政策 / 政治学 |
研究成果の概要 |
社会経済的要因と自殺リスクの因果関係やそのメカニズムについては部分的な解明しか進んでいない。本研究課題では、自殺の社会経済的要因に注目した4つのプロジェクトを実施した。主な研究成果として、著名人の自殺についての100万件近くのツイッター上の投稿を分析し、著名人の自殺の報道後に自殺者数が大幅に上昇するのは、その死がツイッターで大きく話題になったときのみであることを示した。また、著名人の自殺をどのような感情を持って受け止めているかを探るため、ツイッターの投稿に含まれる感情を機械学習の手法を用いて分類し、報道後の自殺者数は人々が著名人の自殺に「驚き」を感じたときに最も上昇することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソーシャルメディア上の情報が人々の自殺に関する行動に与える影響については解明が始まったばかりであり、新しいメディアでの自殺関連情報の実態及びその影響を明らかにする本研究の研究成果は国際的に見ても貴重な学術的意義を持つと考えられる。また、ソーシャルメディア上での自殺に関する情報をどの程度規制するかはサービス提供者や各国政府が未だに対応を決めかねている状態であり、本研究は今後の自殺対策の立案・実施に資する科学的根拠を提供することができると考えられる。
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