研究課題/領域番号 |
17H02546
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
太田 亘 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (20293681)
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研究分担者 |
大西 匡光 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (10160566)
大屋 幸輔 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (20233281)
岩壷 健太郎 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (90372466)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | マーケット・マイクロストラクチャー |
研究成果の概要 |
証券市場において、大口投資家の行動は、価格の情報効率性および流動性に影響を与える。本研究では、大口投資家として日本銀行を想定し、その資産購入が市場に与える影響を分析した。大口投資家が発注するタイミングで、価格の情報効率性の向上と流動性の向上が観察され、大口投資家がしばらく発注しないと予想されるタイミングで、価格の情報効率性の向上と流動性の低下が観察された。これらは理論と整合的であり、大口投資家は、その発注時ばかりでなく非発注時にも、市場に影響を与える可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
証券市場において、大口投資家は価格形成に影響を与えると考えられる。しかし、大口投資家は、フロントランニング等を避けるため、その売買を通常は公表しない。それに対して日本銀行は、ETF/REITの購入金額を日次で公表しており、その情報を用いることにより、従来はその影響を評価することが困難であった大口投資家の行動が市場に与える影響を分析し、理論と整合的であることを明らかにした。
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