研究課題/領域番号 |
17H02600
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | フェリス女学院大学 |
研究代表者 |
小ヶ谷 千穂 フェリス女学院大学, 文学部, 教授 (00401688)
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研究分担者 |
大野 聖良 神戸大学, 国際文化学研究科, 特別研究員(RPD) (20725915)
原 めぐみ 和歌山工業高等専門学校, 総合教育科, 助教 (90782574)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 日比間の人の移動 / JFC / 支援組織 / 移住女性 |
研究成果の概要 |
本研究は、過去20年以上にわたって元エンターティナーとJFCを支援してきた組織がアクターとして果たしてきた役割について明らかにした。具体的には、①エンターティナーやJFCをめぐる「諸問題」を大きくフレーミングしてきた言説生産役割、②経験共有とアイデンティティの変化の「場」としての役割、③青年期に入ったJFCの来日を直接・間接的に媒介する役割、という複数の役割が、支援組織によって複合的に果たされていた。また、支援組織の活動記録と将来構想におけるアクション・リサーチの役割と意義についても明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、過去20年以上に渡って元移住女性とJFCを支援してきた3つの市民団体の協力のもとに調査研究を実施した。本研究として実施したインタビュー調査や過去のニュースレターの整理・分析作業の成果は、今回の協力団体からいずれも過去の活動を客観的に評価する上で大きな貢献であったとの意見を得た。このように、学術的な知見を市民団体に対して積極的に提供することで、国境を超える人の移動における支援組織の役割を明らかにするという学術的な意義だけでなく、市民活動の活性化や持続性に直接寄与することができ、アクション・リサーチとしての社会的意義を十分に果たすことができたと言える。
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