研究課題/領域番号 |
17H02603
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 西南学院大学 |
研究代表者 |
北垣 徹 西南学院大学, 文学部, 教授 (50283669)
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研究分担者 |
山根 明弘 西南学院大学, 人間科学部, 教授 (10359474)
中馬 充子 西南学院大学, 人間科学部, 教授 (40261078)
川上 具美 西南学院大学, 人間科学部, 准教授 (50631272)
田中 友佳子 (田中友佳子) 九州大学, 人間環境学研究院, 学術協力研究員 (70707174)
K.J Schaffner 西南学院大学, 国際文化学部, 教授 (80195619)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 優生学 / 優生思想 / 社会衛生学 / 優生政策 / 家族計画 / ゲノム科学 / 医療社会学 / 出生前診断 / 国民優生法 / 優生保護法 / 強制不妊手術 / 植民地政策 / 移民政策 / 新型出生前診断 / 遺伝子治療 / 障害学 / 保健科教育 / 社会学 |
研究成果の概要 |
本研究は、ヨーロッパ諸国、アメリカ合衆国、日本、韓国等の国々について、優生学にもとづく思想や政策の比較研究を、主に歴史的な視点から行ったものである。同時に、最新の遺伝学やゲノム科学の成果を踏まえた、現在進行中の新優生学とも呼ぶべき事態を考慮しつつ、新型出生前診断などのテーマについて、公開シンポジウムなどのかたちを通じて市民への啓蒙活動もおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
優生学にもとづく思想や政策は、歴史的にみれば先進国においてほ同時期(19世紀末から20世紀初頭)にかけて生じており、その背景には、当時の高度化する産業のなかで新たに必要とされるようになった労働をめぐる価値観の変遷が存在することが本研究によって示された。優生学が前提とする生命観は何ら普遍的なものではなく、特定の歴史状況のもとで生じた経済的・政治的状況によるものであることを示すことにより、今日にも続く優生学的な発想を相対的に捉え、その限界を見極めることが可能になるだろう。
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