研究課題/領域番号 |
17H02625
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
永田 素彦 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (60271706)
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研究分担者 |
李 永俊 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (10361007)
伊藤 哲司 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (70250975)
渥美 公秀 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80260644)
河村 信治 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80331958)
宮本 匠 兵庫県立大学, 減災復興政策研究科, 講師 (80646711)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 災害 / 内発的復興 / アクションリサーチ / 災害復興 / 社会現象 / 生活復興感 / 重要な他者 |
研究成果の概要 |
巨大災害にあったコミュニティの内発的復興を促す関係性の特徴を、アクションリサーチを通して明らかにした。研究フィールドは、東日本大震災の被災地である岩手県野田村と、熊本地震の被災地である熊本県西原村である。成果の概要は次の通り。(1)復興感の程度は、災害をきっかけとした「重要な他者」との出会いと強く関連している。(2)内発的復興を支える基盤として、外部支援者とのコンサマトリーな関わりが重要である。(3)内発的復興を促す工夫として、日常的な支援-受援関係を逆転するような介入が効果的である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、主体性・内発性は個人の内的属性ではなく関係性の産物であるという観点から、被災者・被災コミュニティの主体性・内発性を支える関係性の特徴を示した点である。本研究の社会的意義は、コミュニティの内発的復興を促すにあたって、どのような関係性を志向するのが望ましいのか、その指針を示した点である。本研究の成果は、今後の災害における内発的復興に取り組む際に参考になるものと思われる。
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