研究課題/領域番号 |
17H02642
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
高橋 知音 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (20291388)
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研究分担者 |
川崎 聡大 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (00444654)
篠田 直子 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (00758948)
島田 英昭 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (20467195)
望月 直人 大阪大学, キャンパスライフ健康支援・相談センター, 准教授 (20572283)
諏訪 絵里子 目白大学, 心理学部, 専任講師 (40707692)
楠 敬太 大阪大学, キャンパスライフ健康支援・相談センター, 特任研究員(常勤) (70770296)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 合理的配慮 / 大学生 / 読み書き / 学習障害 / 眼球運動 / 多肢選択式テスト / 読み書き困難 / アセスメント / 読み速度 / 客観テスト / テスト・アコモデーション / 読み書き障害 / NIRS / 限局性学習症 / 読字 / 書字 / 自律神経活動 / ストレス / 不安 / 客観式テスト / ディスレクシア / 試験 |
研究成果の概要 |
本研究では、根拠に基づいた合理的配慮を実現するために、読み書き支援ニーズ尺度の下位尺度構成と妥当性検証、読字・書字課題の妥当性検証を行った。その成果もふまえ、眼球運動や読み書きへの苦手意識に伴うストレスが、読みの遅さと関連があることを示した。また、黙読の遅さが、多肢選択式テストの解答時間と関連があることが示された。この関連は、多肢選択式テストの形式によっても異なり、選択肢が単語ではなく文である場合、その関連がより強くなることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本国内では大学生を対象に利用可能な読み書きに関する検査がなかったことから、試験における合理的配慮の根拠資料を準備することが難しかった。国内唯一の検査である読字・書字課題、読み書き支援ニーズ尺度の妥当性に関する根拠がさらに示されたことから、今後の活用が期待される。大学生の読み書きにおいて、眼球運動や苦手意識の影響が示されたことは、今後の読み書き関連のアセスメントにおいて重要な視点を提示する。多肢選択式テストの形式によって読み速度の影響が異なることは、試験形式に応じた合理的配慮のあり方を検討する上で意義のある知見である。
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