研究課題/領域番号 |
17H02651
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
入戸野 宏 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (20304371)
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研究分担者 |
吉田 綾乃 東北福祉大学, 総合福祉学部, 教授 (10367576)
小森 政嗣 大阪電気通信大学, 情報通信工学部, 教授 (60352019)
金井 嘉宏 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (60432689)
川本 大史 中部大学, 人文学部, 講師 (50761079)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2017年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 実験系心理学 / 感情 / 感性 / 心理生理学 |
研究成果の概要 |
本研究では,「かわいい」という語を「対象に接することで個人内に生じる感情」として捉え,それがもたらす効果を実験や調査で明らかにした。その結果,幼児顔には接近反応が生じる,かわいさを判断しているときには美しさを判断しているときよりも笑顔になる,高齢者は見た目よりも関係性からかわいさを感じる,といった知見が得られた。また,新たに開発した多変量解析アルゴリズムにより,その人にとってよりかわいいと感じられる対象(形や色)を作成できるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「かわいい」を愛好する文化は日本で発展したといわれるが,日本にかぎられる現象ではない。今回実施した国際比較調査で,「かわいい」に類する感情は世界中で認められ,好意的に捉えられていることが確認できた。かわいさの知覚やそれがもたらす感情について,文化論を超えた科学的アプローチを行うことにより,国際的に通用する研究テーマとなる。本研究の成果は,「かわいい」感情を用いて,日常生活のストレスや不安を改善するトレーニングにもつながると考えられる。
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