研究課題/領域番号 |
17H02667
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 関西学院大学 (2018-2021) 福山市立大学 (2017) |
研究代表者 |
斎木 喜美子 関西学院大学, 教育学部, 教授 (30387633)
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研究分担者 |
泉水 英計 神奈川大学, 経営学部, 教授 (20409973)
喜久山 悟 熊本大学, 大学院教育学研究科, 教授 (50273876)
近藤 健一郎 北海道大学, 教育学研究院, 教授 (80291582)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | 沖縄 / 教育史 / 文化史 / 戦前 / 戦後 / 子ども / 戦前・戦後 / 絵本 / 戦後沖縄 / 教科書 / 文化活動 / 教育学 / 美術史 / 児童文化・文学 / 占領政策 / ことばの教育 |
研究成果の概要 |
本研究では,民俗学,教育学(教育史,美術教育)児童文学を専門領域とする複数の研究者が,それぞれの研究関心に基づいて「沖縄」の教育・文化の歴史的課題に取り組んだ。研究期間内には定期的に研究会を開催して研究成果の共有を図るとともに,それぞれが所属大学の研究紀要や学会誌等に論文発表を行ってきた。最終年度には発掘してきた具体的な史料を紹介しつつ,戦前から戦後の沖縄における教育・文化実践の実相と課題を論文にまとめ,『立ち上がる艦砲の喰残し-沖縄における教育・文化の戦後復興』(関西学院大学出版会,2022年)として刊行し,研究成果を世に問うた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は戦前から戦後沖縄の人的資源に着目し,沖縄戦後の教育・文化実践の実態と課題を,彼らの思想の連続と断絶,占領政策の中で生じた矛盾や葛藤等から読み解こうとしている点に独自性がある。また,従来の沖縄研究の戦前~戦後の史料や研究状況の空白を埋め,文教政策,占領政策との関連を明確にするだけでなく,僻地の文化資本の価値や地域教育・文化実践の実相や課題に言及している点にも特長がある。さらに,一つのテーマを異領域の専門性を持つ研究者たちの協同によって多角的な視点から掘り下げることによって,沖縄研究により深い解釈や知見を提供している。
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