研究課題/領域番号 |
17H02679
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
稲垣 恭子 京都大学, 教育学研究科, 名誉教授 (40159934)
|
研究分担者 |
濱 貴子 富山県立大学, 工学部, 講師 (10711616)
太田 拓紀 滋賀大学, 教育学部, 教授 (30555298)
竹内 洋 関西大学, 東西学術研究所, 客員研究員 (70067677)
多賀 太 関西大学, 文学部, 教授 (70284461)
目黒 強 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (70346229)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 財界人 / 教育観 / ハビトゥス / 教育社会学 / 政治家 / エリート |
研究成果の概要 |
本研究では、戦後日本の教育に影響力を持ってきた政治家、財界人に焦点をあて、各種審議会や自伝等の関連資料をもとに、その教育観の特徴や形成過程を明らかにすると同時に、それらと教育政策や教育改革との関係について、歴史的、社会的文脈を視野に入れて分析・考察した。そのなかで、(1)審議会等の委員の構成や担当期間、発言回数、内容の分析から、審議会の力学がある程度理解できること (2)自らの受けた家庭教育、学校教育の影響が見られること (3)政治家、財界人、文化人において、それぞれ教育観、学問観に共通性と違いがあること などを具体的に明らかにしたことが重要な成果である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育改革、教育政策の作成過程における政治家、財界人の教育観・学問観の影響は近年ますます大きくなりつつある。本研究は、(1)教育界、政治界、財界等の力学を社会学的に分析・考察する新しい視点の提示 (2)審議会等委員のプロフィールをまとめた基礎的なデータベースの作成 (3)自伝や個人資料を用いた教育観・学問観の形成過程の分析と教育改革への影響を関連づける視点と分析 (4)文化人の影響力についての分析による今後の研究の視野の広がり等において、学術的意義を有している。また、近年の教育改革において、これがどのように展開、変容しているかを考察していく上での示唆を与える点で、社会的意義を有している。
|