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中学校・高等学校部活動の設置形態及び活動状況の実態と課題に関する教育社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H02684
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育社会学
研究機関青山学院大学 (2019-2022)
首都大学東京 (2017-2018)

研究代表者

西島 央  青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 教授 (00311639)

研究分担者 矢野 博之  大妻女子大学, 家政学部, 教授 (40365052)
藤田 武志  日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (70324019)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード部活動 / 中学校 / 高等学校 / 学校施設 / 校舎 / 学校規模 / 部員数 / 顧問教員 / 教員 / 生徒 / 質問紙調査 / 教育社会学 / 中学校・高等学校 / 施設・設備・備品 / 設置形態 / 高校 / 公立中学校 / 生徒対象アンケート調査 / 中等教育 / 中学生 / 管理職対象アンケート調査 / 教諭対象アンケート調査
研究成果の概要

本研究は、中学校・高等学校の部活動の適正設置数を、学校規模と学校の施設・設備状況等から勘案して探ることを目的としている。中学校・高等学校の管理職、教員、生徒対象の質問紙調査を行った結果、主に以下の3点の知見を得た。
第一に、学校規模の小さい学校では、部員数が不足していることから、 生徒数と部活動数のバランスが取れていないこと。第二に、学校規模の大きい学校では、複数の部活動間や同じ部の部員間で活動場所が競合していることから、活動場所と部活動数のバランスが取れていないこと。第三に、顧問の職務には、学校内での指導や大会等への引率だけでなく、外部団体との関わりや保護者会への出席等の社会的活動があること。

研究成果の学術的意義や社会的意義

2015年頃より、中学校・高等学校の部活動が教員の多忙状況の要因の一つになっているのではないかとの社会的な関心が高まった。しかし、数年経っても状況が改善しない。その原因の一つは、教科等の授業と違って、部活動の規模や活動場所や指導の内容が決まっていないことにあると考えて、本研究では、学校規模と活動場所の関係に注目して調査研究を行った。その結果、生徒数や教員数と部活動数のバランスの違いで、教員の多忙感に違いがみられたり、部員数によって活動場所の使い方が違ったりしていることがわかった。
これらの知見から、学校希望や施設状況に応じた適正な部活動数を模索していくことで、問題の改善につながると考えられる。

報告書

(6件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (16件)

すべて 2023 2022 2020 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (11件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「部活動は地域移行するしかない」という「空気」の危うさ2022

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 雑誌名

      現代スポーツ評論

      巻: 47 ページ: 135-141

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [雑誌論文] 活動場所からみる中学校部活動の実状と課題-中学校管理職・教諭・生徒対象の質問紙調査から-2020

    • 著者名/発表者名
      西島央・藤田武志・矢野博之
    • 雑誌名

      青山学院大学コミュニティ人間科学部紀要

      巻: 1 ページ: 35-52

    • NAID

      120006872309

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [雑誌論文] エビデンス・ベースに中学校の“適正な部活動数”を探るとはどういうことか-十都県の公立中学校管理職対象調査のデータから2018

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 雑誌名

      体育科教育

      巻: 66巻7号 ページ: 42-46

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 『学校教育活動』の一環としての部活動のあり方を考える2018

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 雑誌名

      月刊高校教育

      巻: 51巻10号 ページ: 24-28

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 「部活動のあり方の指導に区市町村教育委員会はどう取り組んでいるか-10都県のアンケート調査より」「連載を始めるにあたって」2017

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 雑誌名

      体育科教育

      巻: 65巻7号 ページ: 58-59

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [雑誌論文] 「部活動のあり方の指導に区市町村教育委員会はどう取り組んでいるか-10都県のアンケート調査より」「部活動はいくつあるのか」2017

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 雑誌名

      体育科教育

      巻: 65巻8号 ページ: 58-60

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [雑誌論文] 「部活動のあり方の指導に区市町村教育委員会はどう取り組んでいるか-10都県のアンケート調査より」「顧問教員数と外部指導者数の把握状況はどうなっているのか」2017

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 雑誌名

      体育科教育

      巻: 65巻9号 ページ: 70-72

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [雑誌論文] 「部活動のあり方の指導に区市町村教育委員会はどう取り組んでいるか-10都県のアンケート調査より」「外部指導者の雇用のしくみと顧問教員への研修はどうなっているのか」2017

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 雑誌名

      体育科教育

      巻: 65巻10号 ページ: 48-50

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [雑誌論文] 「部活動のあり方の指導に区市町村教育委員会はどう取り組んでいるか-10都県のアンケート調査より」「次期学習指導要領に向けて教育委員会はどう取り組んでいるか」2017

    • 著者名/発表者名
      西島央 矢野博之
    • 雑誌名

      体育科教育

      巻: 65巻11号 ページ: 54-56

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [雑誌論文] 「部活動のあり方の指導に区市町村教育委員会はどう取り組んでいるか-10都県のアンケート調査より」「部活動指導に関わる教員の勤務体制、地域や学校の実態に応じた運用上の工夫の検討・取り組み状況はどうなっているか」2017

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 雑誌名

      体育科教育

      巻: 65巻12号 ページ: 57-59

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [雑誌論文] 「社会問題化した『部活動のあり方』に音楽教育はどう臨むのか-中学生及び中学校教員対象調査データの分析から」2017

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 雑誌名

      音楽教育実践ジャーナル

      巻: 15 ページ: 26-36

    • NAID

      130007541565

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] これからの学校と地域:部活動研究から見えてくるもの2023

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 学会等名
      日本体育・スポーツ経営学会第46回大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 活動場所からみる中学校部活動の実状と課題-中学校管理職・教諭・生徒対象の質問紙調査から-2019

    • 著者名/発表者名
      西島央・藤田武志・矢野博之
    • 学会等名
      日本教育社会学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 社会問題化した『部活動のあり方』に文化政策はどう応えるか-中学校管理職及び教諭対象のアンケート調査から-2018

    • 著者名/発表者名
      西島央
    • 学会等名
      日本文化政策学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 教育調査の基礎2020

    • 著者名/発表者名
      藤田武志・西島央
    • 総ページ数
      268
    • 出版者
      放送大学教育振興会
    • ISBN
      9784595321733
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] 奪われる子どもたち2020

    • 著者名/発表者名
      富坂キリスト教センター編
    • 総ページ数
      230
    • 出版者
      教文館
    • ISBN
      9784764261471
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

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