研究課題/領域番号 |
17H02699
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
杉江 淑子 滋賀大学, 教育学部, 名誉教授 (30172828)
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研究分担者 |
小山 晶子 東海大学, 教養学部, 准教授 (00645179)
児玉 奈々 滋賀大学, 教育学部, 教授 (10389603)
南浦 涼介 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (60598754)
岸本 実 滋賀大学, 教職大学院, 教授 (80249705)
川口 広美 (前田) 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (80710839)
神 直人 滋賀大学, 教育学部, 教授 (90206368)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 文化的多様性 / 教科教育 / 外国人児童生徒 / 移民受け入れ国 / 多文化教育 / 異文化間教育 / 音楽教育 / 算数教育 / 教科教育学 / 外国にルーツをもつ児童生徒 / CRE理論 / 音楽科教育 / 社会科教育 / 教材開発 / 移民受入れ国 / 日本語指導が必要な児童生徒 / 教科教材開発 / 難民への教育 |
研究成果の概要 |
文化的多様性が進む日本の学校においては、教科の指導において児童生徒の言語的・文化的背景を尊重し活かすことのできる教材や指導法の開発が求められる。 本研究では、海外の移民受入れ先進国の教育政策や教員養成の現状把握と課題の検討、多文化教育や異文化間教育の理論の検討、教材・実践事例の収集と分析などを行い、それらを参照しつつ、文化的に多様な子どもが教室でともに学ぶインクルーシブの視点を取り入れ、日本の学校において導入可能な「算数」および「音楽」の教材と指導プランの試案を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では外国人児童生徒に対する教科指導が日本語指導中心の「補償教育」的なレベルに留まりがちであり、日本人の子どもと外国人の子どもの間に一元的な「優劣」の力関係が生じやすいという問題があった。外国人児童生徒教育がこれまで「内容」「担当者」「対象」について限定を伴った体制で運営されてきたこともその一因である。 本研究は、文化的多様性を当事者である子どもの「権利」であり学校や社会を活性化する「資源」であると位置づけ、外国人の子どもと日本人の子どもがともに学ぶ教科学習の方向性をすべての教員に関わる課題として探究することにより、学校教育政策や教員養成・教師教育に一つの具体的な方向性を示唆した。
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