研究課題
基盤研究(B)
本研究では、幼稚園と小学校における教師の言葉の指導を、同一教材、長期的変容、文化差の3つの観点から多面的に分析し、言葉の指導に関する円滑な幼小接続の指導方略を検討した。その結果、幼児期と小学校期の言葉の指導には、物的環境などの非言語的言語的指導にも、教師の発問などの言語的指導においても差異と共通性が見られ、発達に応じた連続性のある指導がなされていることが明らかとなった。また、文化によってその連続性のあり方には差異があり、それぞれの長短があることが明らかとなった。
近年、幼小接続が世界各国で注目を浴びているが、OECD(2017)は各国の幼小の教育の間には教育課程の連続性、互いの教育への理解,教育方法の連続性などに課題があり,改善されはいるものの依然として問題があると指摘する。また日本における幼小接続研究や実践は,小学校教育への適応を目的とした実践報告や幼小どちらか一方を取り上げた研究が多いことが指摘されている。このため、幼小双方を研究対象とし,それぞれの特徴を明らかにした上でその接続の方略を検討し、幼小の系統性と双方の互恵性を重視した幼小接続の方略を明らかにし,国内外に論文・書籍・学会発表・教育現場への発信を行った本研究の学術的、社会的意義は大きい。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 7件) 図書 (10件)
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