• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

言語訓練への応用を目的とした吃音における経頭蓋直流電流刺激の効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H02715
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 特別支援教育
研究機関岐阜大学

研究代表者

村瀬 忍 (廣嶌忍)  岐阜大学, 教育学部, 教授 (40262745)

研究分担者 松下 光次郎  岐阜大学, 工学部, 准教授 (30531793)
山本 崇裕  岐阜大学, 大学院医学系研究科, 特任助教 (80585646)
鈴木 祥隆  岐阜大学, 教育学部, 助教 (00794033)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
キーワード吃音 / 経頭蓋直流電流刺激 / P600 / tDCS / ERP / 言語訓練 / N400 / 意味処理 / 事象関連電位 / 脳波
研究成果の概要

経頭蓋直流電流刺激(tDCS)は非侵襲的に皮質の興奮性を変化させることが知られており、失語症患者だけでなく正常話者においても言語機能の促進が報告されている。そこで本研究では、発話非流暢だけでなく言語処理にも正常話者との違いが認められる吃音者を対象に、経頭蓋直流電流刺激(tDCS)を行って、発話非流暢の変化を観察した。ブローカ野に陽性、右眼窩部に陰性の電極を装着し、2mAで20分の刺激を1週間の間隔を空けて2回実施した。今回の刺激によって、吃音者の発話非流暢には変化が観察できなかった。言語処理と吃音との関連性は確認できなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、脳卒中のリハビリテーションや精神疾患の治療において、侵襲性のないtDCSなどが、ニューロリハビリテーションとよばれ注目されている。本研究は、治療法が確立されていない吃音の治療にtDCSが効果があるかどうかを検証することが目的であった。しかし、本研究では、吃音の治療にtDCSが効果があることは確認できなかった。ニューロリハビリテーションの手法が吃音の改善に効果があることの発見は、吃音者にとって大きな福音となると考えられることから、今回の結果を踏まえ、さらなる検討が必要であると考えられた。

報告書

(4件)
  • 2020 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi