研究課題/領域番号 |
17H02720
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 帝京大学 (2020-2021) 名古屋学芸大学 (2018-2019) 広島修道大学 (2017) |
研究代表者 |
黒田 美保 帝京大学, 文学部, 教授 (10536212)
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研究分担者 |
浜田 恵 名古屋学芸大学, ヒューマンケア学部, 講師 (00735079)
辻井 正次 中京大学, 現代社会学部, 教授 (20257546)
稲田 尚子 帝京大学, 文学部, 准教授 (60466216)
井澗 知美 大正大学, 心理社会学部, 准教授 (70631026)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / JASPER / SPACE / 幼児 / 早期介入 / 共同注意 / 遊び / 関わり合い / ジャスパー(JASPER) / 早期支援 / 社会性 / 保育所 / JASPERプログラム / 遊びを通した療育 / JASPER / ADOS-2 / アイトラッキング / SPACE / 視線移動計測 |
研究成果の概要 |
自閉スペクトラム症の幼児への早期支援について、コミュニティーベースで実施できるJASPER(ジャスパー)の日本での効果について検討した。開発者Kasari博士と連携し日本での実施に向けて研修を受け、研修を受けた心理士の実施によるJASPERの効果検証を行ったところ、社会性の発達促進の効果が認められた。また、介入方法に関連して、共同注意や遊びの水準について調べるSPACEの日本での妥当性を検討した。さらに、保育士に対してJASPERを基盤とした早期支援方法についての研修を行い、保育場面での応用や効果について検討した結果、実習的な研修により保育園での実践に結びつくことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉スペクトラム症の幼児への早期介入について、米国で開発されたコミュニティーベースで実施できるJASPERプログラムの日本での効果を示すことは、日本全国で効果の立証された早期支援プログラムが実施されための基盤になると考えられる。ASDの専門家である心理士の指導のもと、保育士や幼稚園教諭が実施することができるプログラムであり、専門家が少ない地域でも実施が可能である。コミュニティの幼稚園や保育園で実施できれば、多くの自閉スペクトラム症や社会性に弱さのある幼児への早期介入が実現できる。また、特別な施設や道具を必要としないプログラムであり、経済的効率も高い。
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