研究課題
基盤研究(B)
単一の自己組織化量子ドットを用いた量子情報処理デバイスにおいて、1つの電子やスピン、光子に情報機能を持たせるための研究をおこなった。特に本研究では、テラヘルツ電磁波を用いた単一電荷やスピン状態の動的な制御による新規物性の開拓と情報機能の実現に関する研究を推進するための研究を実施した。テラヘルツ電磁波による単一スピンの高速回転を実現するために、強いスピン軌道相互作用を有するInAsやInSb、GaSbなどのⅢ-Ⅴ族化合物半導体を用いた単一量子ドットトランジスタの作製に関する研究を行うと同時に、その量子状態の検出のために用いる高感度電荷検出器の実現に関する研究を行った。
単一の自己組織化量子ドットを用いた量子情報処理デバイスにおいて、1つの電子やスピン、光子に情報機能を持たせるための研究をおこなった。特に、テラヘルツ光による単一スピンの高速回転を実現するために、強いスピン軌道相互作用を有するInAsやInSb、GaSbなどの半導体を用いた単一量子ドットトランジスタの作製に関する研究を行うと同時に、その量子状態の検出のために用いる高感度電荷検出器の実現に関する研究を行った。本研究の成果は、テラヘルツ光による高速な単一電荷・スピン・フォノンの制御とそれによる情報機能の創製を行う試みであり、未開拓の周波数帯であるテラヘルツ帯での量子情報処理への貢献が期待できる。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 3件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (20件) (うち国際学会 6件) 備考 (4件)
Phys. Rev. Research
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http://www.eis.tohtech.ac.jp/~kshibata/index.html
http://www.eis.tohtech.ac.jp/study/labs/shibata/