研究課題/領域番号 |
17H02753
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノマイクロシステム
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小穴 英廣 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20314172)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2017年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | マイクロ流体デバイス / 1細胞解析 / エピジェネティクス / 1細胞 / マイクロ・ナノデバイス / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
本研究では、顕微鏡下・マイクロ流体デバイス内で、狙った1個のほ乳類由来の細胞から染色体を単離し、穏やかに解きほぐして流れ場の中で展開させる技術を開発した。この技術をマウス由来の未分化細胞(ES細胞)および分化細胞(繊維芽細胞)に適用し、未分化細胞由来の染色体の方が、より解き解れやすいことを見出した。また、細胞から取り出した染色体の番号を織別する事を目的とし、蛍光ラベルdCas9タンパクをプローブとした、マイクロ流体デバイス内における染色体上の特定塩基配列可視化に取り組み、選択した標的配列によっては可視化することを達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、個々の細胞から染色体および断片化していないクロマチンファイバーを取り出し、これを試料として1分子レベル生化学実験を行うという手法の開発に取り組み実現した。今後、本手法を更に発展させ、マイクロ流体デバイス内で溶液環境を変化させながらクロマチン折り畳みの動態を調べる事で、エピジェネティクスについての理解が深まり、新たな知見に基づいた再生医療やがん治療法が生まれることが期待される。
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