研究課題/領域番号 |
17H02789
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薄膜・表面界面物性
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
長谷川 剛 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50354345)
|
研究分担者 |
松本 卓也 大阪大学, 理学研究科, 教授 (50229556)
田中 啓文 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 教授 (90373191)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
|
キーワード | シナプス動作素子 / 脳型情報処理 / 走査型トンネル顕微鏡 / 固体電気化学反応 |
研究成果の概要 |
ディープラーニングシステムの高性能化には、可変抵抗域が大きく、かつ連続的に抵抗が変化するシナプス動作素子が必要とされている。本研究では、分子圧縮による電子状態変化を利用した新しいシナプス動作を提案し、その動作実証を行った。得られた結果は、理論予測とも一致した。固体電気化学反応を利用して、分子を挟む電極間に電圧を印加するだけで分子圧縮を実現する手法も提案、その動作を実証することで、集積化を含む実用化の可能性も示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、人工知能に大きな注目が集まっている。現在の人工知能の多くは、既存のコンピューターとソフトウエアの組み合わせで動いている。より高度な情報処理を省エネルギーで実現するためには、脳型情報処理に適したコンピューターの開発が不可欠であり、その主要構成要素であるシナプス動作素子の研究が世界中で盛んに行われている。本研究では、新しく見いだした物理化学現象をシナプス動作に利用することで、基礎的な知見の集積による学術への貢献、ならびに、上記社会的要請に応えることを目指した。
|