研究課題/領域番号 |
17H02798
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
光工学・光量子科学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
杉田 篤史 静岡大学, 工学部, 准教授 (20334956)
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研究分担者 |
松尾 淳一 金沢大学, 薬学系, 教授 (50328580)
川田 善正 静岡大学, 電子工学研究所, 教授 (70221900)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2017年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | 非線形光学 / 表面プラズモン / 金属ナノ粒子複合構造 / 金属ナノ粒子 / 超高速分光 / 微小光学 / ナノ光工学 / 応用光学・量子光工学 / 光物性 / 表面・界面物性 |
研究成果の概要 |
本研究課題では金属ナノ粒子複合系の非線形光学について研究した。一般的な表面プラズモン励起に利用される金属ナノ粒子は反転中心を持つ幾何形状がゆえ、偶数次非線形光学遷移禁制であるが、ナノレベルの近距離に複数の金属ナノ粒子を近接させることで、系の実効的な反転中心を破り、系のパリティ変化に伴う偶数次非線形光学遷移の実現を狙った。研究の結果、標準的な孤立粒子系と比較して、作成した金ナノ粒子三量体構造から一桁高強度な第二高調波信号を発生させることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複合粒子系における粒子配列を調整することにより、偶数次非線形光学遷移に適した近接場をテーラーメイドに創出するという着想は、先例のない本課題の独自な視点で、実際に作成した金属ナノ粒子複合系を用いてこの点を実証できたことは学術的な価値があると考える。今後、この研究で編み出した非線形ナノ光素子の設計戦略を実用化に向けた各種非線形光学デバイス作成技術へ展開すれば、光工学分野に大きく貢献ができるものと考える。
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