研究課題/領域番号 |
17H02806
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
プラズマエレクトロニクス
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
林 信哉 九州大学, 総合理工学研究院, 教授 (40295019)
|
研究分担者 |
柳生 義人 佐世保工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授 (40435483)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
|
キーワード | 酸素プラズマ / 植物成長促進 / 活性酸素種 / 遺伝子発現変動 / エピジェネティクス / 酸素プラズマ照射 / 遺伝子発現 / 植物成長制御 / 次世代継承機構 / 酸素プラズマ-生体相互作用 / 遺伝子発現マップ / DNA解析 / 酸素プラズマ照射効果 / 植物機能発現 / 遺伝機構 |
研究成果の概要 |
酸素プラズマを植物種子に照射することで植物の発芽および成長促進効果が得られることが従前の研究で分かっている.本研究課題では,プラズマ照射による植物成長促進機構を調べ,酸素プラズマ中の一重項酸素により植物の遺伝子発現が変動することが主要因であり,その遺伝子発現変動が主にDNAのメチル化によるエピジェネティクスで説明されることを明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで,動植物細胞や微生物等にプラズマを照射することで新奇な生体反応や効果が見出されてきた.本研究によりプラズマ照射が生体に誘導する現象のメカニズムの一つがエピジェネティクスであることが世界で初めて明らかとなった.本研究により,プラズマ照射により誘導される生体反応は,遺伝子変異を伴わず次世代に遺伝しない一世代のみの現象であることが判明したことから,品種の保護が必要な植物の成長促進や医療応用にもプラズマを活用可能であることが示された.
|