| 研究課題/領域番号 |
17H02875
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(B)
|
| 配分区分 | 補助金 |
|---|
| 応募区分 | 一般 |
|---|
| 研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
|
|---|
| 研究機関 | 東北大学 |
|---|
研究代表者 |
高橋 史宜 東北大学, 理学研究科, 教授 (60503878)
|
|---|
| 研究分担者 |
石渡 弘治 金沢大学, 数物科学系, 准教授 (40754271)
横崎 統三 東北大学, 理学研究科, 助教 (80779322)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
| 研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
| 配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2019年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2018年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
|---|
| キーワード | ダークマター / 初期宇宙 / 極弱粒子 / アクシオン / WISP / 隠れた光子 / ステライルニュートリノ / 素粒子論 / 宇宙物理 |
|---|
| 研究成果の概要 |
軽くて極めて相互作用が弱い新粒子の候補として，アクシオン，ダークフォトンなどが知られており，それらの新たな宇宙論的進化や生成過程，将来実験における探索領域などを提唱した。代表的な成果として，ダークフォトンがダークマターとなるシナリオにおいて，アクシオンによる新たな生成機構を提案した。特に従来難しかった極めて軽い質量をもつダークフォトンが冷たいダークマターとなることがわかった。またインフレーション中のQCDアクシオンのstochastic dynamicsを考慮することで崩壊定数に対する宇宙論的な上限が大きく緩和することを発見した。
|
| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この宇宙に遍在するダークマターやダークエネルギーの候補である粒子に関して，その宇宙論的な進化および生成過程について詳細に調べることによって，新たに尤もらしい質量領域や将来実験におけるパラメタ－領域を発見することができた。このような新粒子として，ダークフォトンやアクシオンといった非常に軽い質量をもちながら標準理論粒子との相互作用が非常に弱い粒子があげられる。
|
