研究課題/領域番号 |
17H02876
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
三明 康郎 筑波大学, 数理物質系, 教授 (10157422)
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研究分担者 |
江角 晋一 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (10323263)
中條 達也 筑波大学, 数理物質系, 講師 (70418622)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | クォーク・グルオンプラズマ / 高エネルギー原子核実験 / クォークグルオンプラズマ / 原子核実験 / 原子核(実験) |
研究成果の概要 |
クォーク・グルーオンプラズマ状態(QGP)の物質的性質を理解するためには、高エネルギーのクォークやグルオンがQGPを通過する際の、a) 特徴的なエネルギー損失、b) グルオン衝撃波発生の有無、が重要な手がかりを与える。本研究はLHC-ALICE実験においてこれらの課題に取り組み、エネルギー損失量のエネルギー依存性、通過距離依存性、さらに重クォーク由来の電子収量を鉛・鉛衝突や陽子・鉛衝突で測定するなどQGP物性の理解に必要な結果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クォークやグルオンは通常は陽子や中性子などハドロンと呼ばれる粒子に閉じ込められているが、ビッグバン直後など超高温・高密度状態下では、閉じ込めから解放され、クォーク・グルオンプラズマ(QGP)と呼ばれる新たな物質の存在形態を持つと考えられている。我々の宇宙がどのように作られているかという自然科学の根源的問いに答える研究として重要である。2000年に開始されたRHIC実験からQGPが発見され、研究の潮流はQGP物性の理解へと進んできた。
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