研究課題/領域番号 |
17H02927
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 (2018-2019, 2021) 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 (2017) |
研究代表者 |
前川 禎通 国立研究開発法人理化学研究所, 創発物性科学研究センター, 上級研究員 (60005973)
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研究分担者 |
中堂 博之 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究副主幹 (30455282)
小野 正雄 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究副主幹 (50370375)
緒方 裕大 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 博士研究員 (80757691)
Gu Bo 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究職 (90631333)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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キーワード | ガーネット / バーネット効果 / フェリ磁性 / 力学回転 / スピントロニクス / 角運動量補償温度 / 表面弾性波 / スピン流 / スピン蓄積 / アインシュタイン・ドハース効果 / スピンメカトロニクス |
研究成果の概要 |
希土類鉄ガーネットでは希土類イオンと鉄イオンの磁気モーメントが反強磁性的に結合し、それぞれの秩序変数の温度変化が異なることから希土類と鉄の磁気モーメントの大きさが等しくなったところで磁化が消失し、磁気補償温度を持つ。また、希土類と鉄ではg-因子が異なるため、磁気補償温度と角運動量補償温度は一般に異なるたため、角運動量と直接結合する力学回転を用いれば、角運動量補償温度が求められる。当研究では、温度可変な角運動量物性測定装置を開拓し、希土類鉄ガーネット、(Ho,Dy)3Fe5O12、の角運動量補償温度を求めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スピントロニクスの重要な材料である希土類鉄ガーネットは、フェリ磁性体であり、一般に磁気補償温度(TM)と角運動量補償温度(TA)が違っている。角運動量補償温度(TA)近傍では、磁化の運動が早くなることから、スピントロニクスへの様々な応用が期待されるが、これまではTAを直接に測定する方法がなかった。今回我々は、力学回転装置を開発し、バーネット効果を用いてTAを直接検する方法を得た。これを用いて、(Ho,Dy )3Fe 5O12のTAとTMの関係を明らかにした。
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