研究課題/領域番号 |
17H02945
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
栗田 玲 首都大学東京, 理学研究科, 准教授 (20579908)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2017年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | 泡沫 / ソフトマター / 非平衡現象 / 非平衡 / 臨界現象 / ダイナミクス / ソフトジャミング / 雪崩現象 |
研究成果の概要 |
泡沫とは,液体中に気体が非常に密に詰まった状態であり,液体とも気体とも異なった性質を持つ.例えば,洗顔フォームのように形状を保つことができる固体的な性質も合わせ持つ.さらに,この泡沫は液体量によって性質が大きく変化し,少ない状態からsuper dry, dry, wet foamと区別される. 本研究課題では,泡沫の崩壊過程では,伝搬的に破れるモードとは別に液滴が飛んで崩壊させる貫通モードがあることを見出した.さらに,wet foamにおける協同的な運動に臨界現象があることを見つけた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化粧品や洗剤,消化剤などにおいて泡沫は日常において多く利用されている一方で,学術的には泡沫について未解明なことが多い.泡沫は時間が経つと壊れていくことは知られているものの,どのように壊れるかについてよくわかっていなかった.本研究課題により,泡沫の崩壊過程の詳細が明らかになり,泡沫の安定性を物理的に議論できる状態になった.泡沫の安定性は産業にとっても重要であり,社会的意義もある研究になったと考えている.
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