研究課題/領域番号 |
17H02948
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川勝 均 東京大学, 地震研究所, 教授 (60242153)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 地震波異方性 / 地球モデル / 低速度層 / 火山 / アセノスフェア / 鉛直異方性 / 標準地球モデル / 表面波トモグラフィー |
研究成果の概要 |
地震波の伝わり方が,伝播方向(または振動方向)に依存する性質を,地震波異方性と呼び,対称性を持つ地球内部の構造に起因する.本研究では,我々(国際共同研究チーム)が提案した鉛直軸対称の異方性(鉛直異方性)を記述する新たなパラメターの観測可能性を検討し,最終的に標準地球モデル組み込むことを目指した.研究はおおむね順調に進み,予定した各課題に於いて進展があった.また本研究をテーマとした二編の修士論文に対して,東京大学大学院,北海道大学大学院で学位が認められた.研究期間内に全ての課題を完了することはできなかったが,修了後も関連研究は継続して進めている.また関連する論文を4編国際英文誌に発表した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の研究により,海洋下の低速度層(一般にアセノスフェアに対応していると考えられている)や活動的火山の直下に強い鉛直異方性の存在が明らかになっている.本研究を通して明らかになりつつある鉛直異方性第5のパラメターの解明が進めば,観測される強い異方性の成因や,メルトなどの流体が関与している場合はその体積分率などを決定できる可能性が出てくるので,当該研究分野(例えば火山学など)への貢献の学術的意義は大きい.
|