研究課題/領域番号 |
17H02953
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宮本 英昭 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00312992)
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研究分担者 |
石上 玄也 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (90581455)
田中 宏幸 東京大学, 地震研究所, 教授 (20503858)
尾崎 正伸 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 准教授 (90300699)
日野 英逸 統計数理研究所, モデリング研究系, 准教授 (10580079)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2017年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | 火星 / ミュオグラフィ / 地下探査 / ミュオン / ローバ / ロボット / 惑星探査 / 宇宙ミッション / 内部構造 / シンチレータ / 内部探査 / 火星探査 / 地下構造 |
研究成果の概要 |
数値計算とデータ解析により火星表面は水平方向に飛来するミュオンが地球上より多く存在し,ミュオグラフィが適用しやすいことを確かめた.ピンゴ状地形の内部氷コアをモデル観測シナリオとして,30日程度で観測可能となる超小型ミュオグラフィ装置を設計し,この原理実証モデルを開発した.地上の3地点で5週間に渡り実証試験を実施し,開発した装置が十分な精度で密度構造を計測可能なことを確かめた.3年と短い研究期間であったが,世界発の宇宙版ミュオグラフィ装置の原理実証機の作成と運用,さらに火星で運用するための移動手段の開発・運用に成功し,予定以上の大きな成果を得ることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミュオグラフィは日本が世界に先駆けて開発した巨大物体の透視技術である.この宇宙利用ができれば,次世代の世界各国の太陽系探査で切り札的な探査装置となる.本研究は世界初となる宇宙用小型ミュオグラフィ装置の原理実証モデルを,小型ロボットへの搭載性の観点も含めて開発に成功した点に大きな意義がある.この成果は日本発の原理を利用した世界に先駆けた天体浅部密度推定装置の開発につながり,ここで生まれた可搬性能は,惑星地質学的に重要な地球上の野外調査にも利用可能である.
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