研究課題/領域番号 |
17H02984
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
舘野 繁彦 東京工業大学, 地球生命研究所, 研究員 (30572903)
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研究分担者 |
米田 明 岡山大学, 惑星物質研究所, 客員研究員 (10262841)
中島 陽一 熊本大学, 大学院先導機構, 助教 (50700209)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
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キーワード | 高温高圧実験 / ダイヤモンドアンビルセル / 実験岩石学 / 惑星内部進化 / ダイアモンドアンビルセル / DAC |
研究成果の概要 |
精密な温度制御が可能な内部抵抗加熱式ダイヤモンドアンビルセルを開発した。50万気圧において3600Kまで安定した高温発生を可能にし、技術論文としてまとめ発表した(Ozawa et al., 2018)。ホウ素添加導電性ダイアモンドを発熱体として用いることで、2500Kを越える超高温状態を時間的(1時間以上)にも空間的(観察する40マイクロメートルの範囲内が±35K以内)にも安定的に保持することができた。これまで用いられてきたレーザー加熱によって決められた、鉱物の高圧相転移や物性測定の研究をより精密に行うことができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球の起源と進化を解明するため、その大部分を占める固体地球の構成元素、内部構造、物性を明らかにすることを目指している。そのために、地球深部の候補物質について様々な物理化学的情報を明らかにする必要がある。地球深部の高温高圧環境を再現するために、ダイアモンドアンビルセルが用いられてきたが、従来のレーザーを用いた高温発生方法には改良の余地があった。本研究では導電性ダイヤモンドを初めて加熱用発熱体として用いることで、高温発生の安定性の向上、精度と確度を向上させることができた。本実験技術により得られる信頼性の高い実験データを元に、地球科学の議論の精密化が可能になる。
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