研究課題/領域番号 |
17H02989
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球宇宙化学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
山田 桂太 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (70323780)
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研究分担者 |
中川 麻悠子 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任助教 (20647664)
ジルベルト アレキシー 東京工業大学, 理学院, 助教 (20726955)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2017年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 安定同位体分析 / 揮発性有機分子 / アミノ酸 / アセトン / エタノール / 部位別同位体分析 / 揮発性有機化合物 / 国際標準物質 / 計測手法 / 安定同位体 / グリシン / イソバリン |
研究成果の概要 |
本研究では、地球宇宙化学試料に存在する微量有機分子の位置別炭素・水素安定同位体分析法(炭素PSIAおよび水素PSIA)を確立し、実際試料に適用することで、地球宇宙化学的研究における有機分子の起源・生成機構の議論を進展させることを目指した。具体的には、大気中揮発性有機化合物アセトンについて、炭素PSIAからその起源が工業由来か生物由来かを見分ける手法を確立した。また、エタノールについて、これまでにない迅速かつ簡便な水素PSIAを確立した。隕石中有機化合物については、イソバリンに着目し、数ミリグラムの試料を用いる炭素PSIAを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで困難であった環境中微量有機分子の炭素・水素の部位別同位体分析を確立・適用し、これまで不可能であった発生源が非常に似通った有機分子の詳細な起源推定および環境有機分子の生成機構の解明を実現した。特に人体に悪影響のある、あるいは気候変動に影響を与える大気微量有機成分の詳細な起源特定を可能にした。また隕石中のアミノ酸の生成経路解明に役立つ手法を開発した。
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